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mybestではベストな衣類スチーマーを「すぐに立ち上がり、水が途切れることなくシワをきれいに伸ばせて、楽にかけられる商品」と定義。

仕上がりはシワの数は少ないものの、濃いシワが残ってしまったために評価が伸び悩みました。清潔感のある状態にはやや及びません。とはいえ、スチームが長く出ているので衣類を引き伸ばしながら、丁寧に当てることで十分改善できるでしょう。

布が薄めの身頃は、ある程度シワが取れていました。一方で、生地が厚いポケットにはやや強いシワが残り、高い清潔感には届いていない印象。薄手の衣類であれば、問題なく使えそうですが、厚手の衣類が苦手なぶん汎用性に欠けるともいえます。

衣類スチーマーの動かし方もポイント。手早くシワを伸ばそうとして、速めに動かすとスチームがあまり当たらず、いまひとつの仕上がりになってしまいます。また、強めのシワには2秒ほど当てるのがおすすめ。ただし、シルクやレーヨンなどのデリケートな衣類に当てる際は、スチームをサッと当てる程度にとどめておくのが適切です。

衣類スチーマーを選ぶうえで最も重要なのは、仕上がりのよさですよね。今回検証した商品のなかでとくにきれいに仕上がったのは、パナソニックの「NI-FS790」と「NI-GS410」の2商品。

ブラウスやスカートに多いポリエステル・レーヨン・ナイロンには、150℃を限度とした中温が適しています。温度設定がある機種の中温は140℃前半。ただし、一部の機種は中温ではスチームが出ないものがあり、衣類スチーマーとして使えない場合があるため注意が必要です。

スチームの連続使用時間は長めの約11分。シャツ1着かけるのには十分な時間スチームが出続けていました。段階によっては長くも短くもなるので、衣類にあわせた適正なスチーム量で使うとよいでしょう。

初期の衣類スチーマーは一定以上傾けると水を吸い上げられず、スチームが出にくくなる機種が多くありました。しかし、最近は本体をどの向きで使ってもスチームが出る機種が登場。自分の使いやすい持ち方で使えるようになりました。

なお、最近では衣類スチーマーとスチームアイロンを兼用した2WAYタイプも販売されています。手軽さ・本格的な仕上がりの両方が1つで叶うものがほしい人は、2WAYタイプを検討してください。

衣類スチーマーとスチームアイロンはどちらも衣類のシワを伸ばすアイテム。この2つの違いは手軽さと仕上がりにあります。

衣類スチーマーは洗濯物のシワをサッと伸ばせる手軽な商品。実は10年ほど前に登場した家電ですが、ここ数年で一気に進化しており、パナソニック・ティファール・日立といったメーカーから高性能な商品が登場。どれを選べばよいのか迷っている人は多いのではないでしょうか。

一方で、衣類全体ではなく、目についた軽いシワを伸ばしたい人には5分程度でも十分。どの程度のシワを伸ばしたいかによって、スチームの持続時間を見極めましょう。

手軽さは衣類スチーマーのほうが優秀。スチームアイロンはアイロン台を出す手間がかかるのに対し、衣類スチーマーは電源を入れて数秒待つだけ。朝の忙しい時間やお出かけ直前の急いでいるときには、衣類スチーマーのほうがサッと使えて便利です。

かけ面を衣類から離してスチームをサッと当てる程度であれば、温度設定がなくても使用可能です。しかし、温度設定がある商品のほうが衣類が傷むリスクが少ないといえます。

STEAMERYはスウェーデン発の衣類ケアブランド。同社の衣類スチーマー「Cirrus X ハンドスチーマー」はマットな手触りが特徴的な商品です。