ZOJIRUSHI 家庭用精米機 つきたて風味 1升 ホワイト BR-WA10-WA 象印 〈BRWA10-WA〉

ちなみに、家庭用精米機はもみすりはできません。もみすり・精米を同時に行いたい場合はもみすり精米機の購入を検討してくださいね。

しかし、最小量・最大量のどちらで精米しても、炊飯後のごはんはべたつきがあり粒感も少ない仕上がりでした。最大量で精米したときの表面のざらつきや、最小量で精米したときの欠けも気になります。

米同士がぶつかる音やモーター音が大きい精米機。家庭用精米機の稼動音は基本的に65～80dBで、これは洗濯機の稼動音よりも大きいといえます。稼動音によるストレスを少しでも減らしたいなら、稼動音の大きさはもちろん、精米時間の短さにも注目しましょう。

家で簡単に玄米を白米にできる家庭用精米機。どんなメリットがあるのか気になる人も多いのではないでしょうか。家庭用精米機の1番のメリットは、精米所に行く必要がなくなること。重たいお米を持ってコイン精米所を行き来する手間がなくなるのはうれしいポイントですよね。また、好きなタイミングで精米できる点も家庭用精米機の魅力。精米されたお米がないことに急に気づいても、すぐに精米できるため困ることがありません。

炊飯後のおいしさの評価が4.5以上の商品のごはんは、粘り気がほどよく粒感もしっかりしているうえ、弾力があり好印象。見た目も傷やざらつきがなく、きれいな粒立ちでした。

マイベストではベストな家庭用精米機を「きれいにおいしく精米でき、手入れが簡単で使いやすい商品」と定義。

容量が2合の家庭用精米機は、1～2人暮らしの人や毎食こまめに精米する人におすすめ。一度にお茶碗4～6杯分の米を精米できます。横幅が狭いコンパクトなモデルが多く、場所をとらない点も魅力でしょう。

今回検証したなかでおすすめの家庭用精米機は、山本電気の「家庭用精米機 Shin Bisen YE-RC17A」と象印マホービンの「家庭用精米機 BR-WA10」。夜間に使用したい人や集合住宅に住んでいる人など稼動音が気になる人は、稼動音が70dB未満かつ精米時間が2分程度の商品をチェックしてくださいね。

一升（10合）サイズの精米機は大型で場所をとるものの、一度の食事で5合以上食べる家庭や一度に大量に精米したい人に向いています。精米したお米は本体で保管できるので、米びつが必要ない点もメリットといえるでしょう。ちなみに、一度に一升（10合）以上のお米を精米したい場合は業務用精米機がおすすめ。10kg以上のお米を精米できますよ。

家庭用精米機には、ぬかが別に取れる商品もあるというメリットがあります。ぬかは栄養が豊富で、漬け物のぬか床として使うなど、ぬかを有効活用したいという人にもおすすめです。

かくはん式とよく似た方式の対流式や、お米への負担を軽減した圧力式は、ぬかの取れ具合にややムラがありました。特に圧力式の家庭用精米機は、精米後のお米が黄色く、ぬかが取れきっていない印象。正確に精米したいなら、かくはん式のほうがよいといえるでしょう。

一方で、ぬかの取れ具合は精米方式によってやや差が生まれる結果に。今回検証したなかでは、かくはん式の家庭用精米機がきれいにぬかを取れました。お米同士をぶつけて精米するため、欠け・割れが懸念される方法ですが、最近の商品の大半は割れにくい技術を採用していることで最小限で済むようです。

今回の検証の結果、おいしく精米できるおすすめの家庭用精米機は、エムケー精工の「新鮮風味づき SM-500」とサタケの「マジックミル キッチン用精米機 RSKM300」でした。どちらもほどよい食感でおいしく、ツヤのある仕上がりに。おいしいごはんが食べたい人やご飯のおいしさにこだわりたい人はぜひ、炊飯後のおいしさが評価4.5以上の家庭用精米機を選んでくださいね。

くわえて、精米したてのおいしいごはんを食べられるというメリットも。お米は精米直後から酸化し、夏場は1か月・冬場は2か月以内に食べるよう推奨されています。コイン精米のなかには10kg単位で精米しなくてはいけない場合があり、すぐに消費することが難しいこともありますよね。家庭用精米機があれば保存期間を気にすることなく、いつでも精米したてのお米が食べられるのでおすすめです。

家庭用精米機はぬかの掃除が大変。少しでも手入れを楽にするために、手入れが必要なパーツが3つの商品を選びましょう。